白夜行 東野圭吾 2013年06月17日 白夜行1999年 集英社http://" title="白夜行">ざっくりあすじ19年前(1973年)、大阪で起きた質屋殺し。何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りに。被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本雪穂は、その後別々の人生を歩んでいくかに見えた。だが、二人の周囲には不可解な凶悪犯罪が次々と起きる…。人の心を失った故の悲劇を、描いている。ご承知の通りガリレオ、新参者の原作者。この白夜行も映像化されました。幼いころ受けた仕打ちと事件が、一人の人間の心をなくさせ、悪魔のようにさせ、表舞台に立ち続けようとするその裏で、同じ事件でもう一人の人間が、白夜のような、日の当たらない舞台裏を生きていくようになる。接点のない二人が、一つ一つの事件の表と裏にいて、その二人を、19年前の事件から追いかけている刑事の3人の物語で、重たいけど、考えさせる、1冊です。 [0回]PR