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探偵の推理部屋

特定の作家を取り上げますが、取り上げる作家は、好きな作家さんです。 だから偏ってます。

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麒麟の翼

麒麟の翼
2011年 講談社
←実物をご覧いただきたい方はこちらのリンクの推理コレクションをクリックしてくださ


ざっくりあらすじ

寒い夜のこと。日本橋の欄干にもたれかかる男を巡査が目撃する。男の胸にはナイフが刺さっていた。どうやら男は死にかけた状態でここまで歩いてきて、力つきたようだ。その後、男は病院で死亡してしまう。

加賀と松宮も参画して事件の捜査が始まる。その中、事件直後に若い不審な男が現場から逃走中にトラックにはねられ、昏睡状態に陥っていることが分 かった。「彼が人殺しをするはずがない」と否定する恋人。しかし、彼の持ち物からは被害者が持っていた財布と書類鞄が発見される。そして、被害者とのある 関係が浮上したことから、警察は不審な男を犯人と断定し裏付け捜査を進めてしまう。

一方、被害者が部長を務めていた会社で「労災隠し」が発覚し、その責任が被害者にあることが公になる。このことで被害者家族は一転して世間・学校からのバッシングにさらされてしまう。

果たして、若い男は真犯人なのか。被害者はなぜ瀕死の状態で日本橋まで歩いてきたのか。加賀と松宮はその真相に挑む。


ご存知加賀恭一郎の最新作で映画化されました。家族の在り方を考えさせられます。


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真夏の方程式

真夏の方程式
2011年
 文藝春愁
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ざっくりあらすじ

美しい海を誇る町・玻璃ヶ浦で発見された男の変死体。当初単純な事故と思われたものが、やがて16年前のある事件との関係が浮かび上がってくる。

今作では「科学技術と環境保護」というテーマを織り交ぜ、科学者の湯川が環境保護活動家との対立を通し、どのような考え方を持っているのかを描いている。

また、今回は湯川がこれまで苦手としていた少年との交流が物語の軸になっているほか、湯川が警察よりも先に事件に遭遇することとなり、自らが進んで真相を究明していく様子が描かれる。

キャッチコピーは「これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは。


ご存知、ガリレオシリーズでこの夏、映画がロードショウされます。見てから読むか読んでから見るか。

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探偵ガリレオ

探偵ガリレオ
1992年 文藝春愁
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ざっくりあらすじ
  1. 燃える(もえる)
  2. 転写る(うつる)
  3. 壊死る(くさる)
  4. 爆ぜる(はぜる)
  5. 離脱る(ねける)の短編になっている

ご承知の通り、テレビ、映画化されています。東野圭吾自身理系で自分の好きなようにマニアックに書いたと言っている。ガリレオシリーズ第1弾である。

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眠りの森

眠りの森
1989年 講談社
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ざっくりあらすじ
美貌のバレリーナが男を殺したのは、ほんとうに正当防衛だったのか?完璧な踊りを求めて一途にけいこに励む高柳バレエ団のプリマたち。美女たちの世界に迷 い込んだ男は死体になっていた。若き敏腕刑事・加賀恭一郎は浅岡未緒に魅かれ、事件の真相に肉迫する。華やかな舞台の裏の哀しいダンサーの悲恋物語。

あんじみ加賀恭一郎シリーズ第2弾。卒業では、大学生だった加賀が、刑事になっての第2弾。
加賀のラブストーリーも絡み合ってのラストは、お楽しみ。

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白夜行

白夜行
1999年 集英社
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ざっくりあすじ
19年前(1973年)、大阪で起きた質屋殺し。何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りに。被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本雪穂は、その後別々の人生を歩んでいくかに見えた。だが、二人の周囲には不可解な凶悪犯罪が次々と起きる…。人の心を失った故の悲劇を、描いている。

ご承知の通りガリレオ、新参者の原作者。この白夜行も映像化されました。幼いころ受けた仕打ちと事件が、一人の人間の心をなくさせ、悪魔のようにさせ、表舞台に立ち続けようとするその裏で、同じ事件でもう一人の人間が、白夜のような、日の当たらない舞台裏を生きていくようになる。接点のない二人が、一つ一つの事件の表と裏にいて、その二人を、19年前の事件から追いかけている刑事の3人の物語で、重たいけど、考えさせる、1冊です。

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