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探偵の推理部屋

特定の作家を取り上げますが、取り上げる作家は、好きな作家さんです。 だから偏ってます。

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舞え舞え断崖

舞え舞え断崖
1981年 徳間書店
←実物をご覧いただきたい方はこちらのリンクの推理コレションをクリックしてください。
舞え舞え断崖 (講談社文庫)

ざっくりあらすじ
  • 女形の橋
  • 水鏡の宮
  • 燿い川
  • 舞え舞え断崖
  • 悪戯みち
  • 柩の都
  • 黒馬の翼に乗りて
以上の短編集
女形の話あり、劇作家や俳優の話あり赤江瀑節健在です。妖艶さは、健在です。

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八雲が殺した

八雲が殺した
1984年 文藝春秋
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ざっくりあらすじ
村迫乙子は、今年50才になる。一昨年夫に先立たれ、昨年には

一人息子も結婚した。彼女は息子の高夫と食事をした夜に、

昔読んだ・・八雲の「怪談 茶碗の中」を彷彿とさせるような

体験をした。その夜から乙子の日常は平安ではなくなった・・・。

こちら絶版になってます。赤江氏の本は、コアのファンが多い為、絶版が多いです。日常でありながら、非日常の世界に行ける、本です。赤江氏の本は、読み終わった後も、しばらくは、赤江氏の世界に浸れます。是非、古本を、探してみてください。図書館とゆう手もあります。

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蝶の骨

蝶の骨
1977年 徳間書店
蝶の骨 (徳間文庫 411-1)http://" title="蝶の骨">

ざっくりあらすじ
岸田流子は15年前、E芸術大学の音楽学部の生徒だった。

そして・・彼女にはすごく憧れていた三人の美術学部の学生がいた。

高村涼介、淡野高寧、谷沢優太という学校全体の憧れでもあった

彼らを・・・しかし、彼女は彼らの相手とは相応しくない

という容姿だったのだ・・・。ある日、流子は彼らの犯罪を目撃・・

そして、彼らを大学から追い出す事になる・・・。
学校を卒業後、彼女は蝶へと変身し・・皮肉な運命は

再びあの三人の男たちを彼女に引き合わせる・・・。

あの時には自分に見向きもしなかったあの男たちが・・・。今や・・。

流子は、蝶に生まれ変わった。大学時代の面影はなく、三人にはわからないことをいいことに、自分の中で秘かに復讐をする。なにげにスルーすることが出来たのに、女の性と言うか、自ら蜘蛛の巣に飛び込んで行ってしまう。

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正倉院の矢

正倉院の矢
1976年 
文藝春秋
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ざっくりあらすじ
正倉院の矢
シーボルトの洋燈
蜥蜴殺しのヴィーナス
京の毒・陶の変
堕天使の羽の戦き
の短編集

正倉院御物「投壷の箭」と言われる一本の矢。一つのランプに纏わる淫猥な出来事。ミロのヴィース。
楽焼き茶碗橋姫。建築物。それらがキーワードとなって、事件が起きたり、一つのポイントとなっている。それらをワードとして赤江ワールドにに入っていく、妖艶びの世界に

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美神たちの黄泉

美神たちの黄泉
1975年 角川書店
美神たちの黄泉 (角川文庫)http://" title="美神たちの黄泉">

ざっくりあらすじ
「坂村調右エ門氏刺さる。K座 血みどろの仁木弾正」新聞の見出しを足立健祐は呆然と見つめていた。

7年前の夏、中国山脈の山間、藤芽歌舞伎発祥の地の芝居小屋に、脇腹に匕首をのんだ仁木弾正が現われ、そしていま、立役者坂村調右エ門の極めつけの仁木弾正が、血をしたたらせてK座のスッポンからセリ上がって来たのだ。美しい肉体を糧に生きる青年と、血みどろの仁木弾正の奇妙な因縁。
『美神たちの黄泉』『万葉の甕』の二編は歌舞伎界をテーマに、『黒潮の魔軍』『草薙剣は沈んだ』『カツオノエボシ獄』は海をテーマに書かれている短編小説です。

どの作品も、華やいだ表の顔の裏に暗闇があり、闇があるから光が存在する。
その闇の部分に足を踏み入れてしまう者が、存在する。
表の顔が美しく妖艶であればあるほど、闇の部分は、暗く逃れられないものとなる。
一読するに値する一冊だと思う。

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