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探偵の推理部屋

特定の作家を取り上げますが、取り上げる作家は、好きな作家さんです。 だから偏ってます。

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スウェーデン館の謎

スウェーデン館の謎
1995年 講談社ノベルズ
←実物をご覧いただきたい方はこちらのリンクの推理コレクションをクリックしてください


ざっくりあらすじ
取材で雪深い裏磐梯を訪れたミステリ作家・有栖川 有栖はスウェーデン館の人が呼ぶログハウスに招かれ、そこで深い悲しみに包まれた殺人事件に遭遇する。
 臨床犯罪学者・火村 英生に応援を頼み、絶妙コンビが美人画家姉妹に訪れたおぞましい惨劇の謎に挑む。

作家アリスシリーズ5作目、国名シリーズ2作目
本格長編推理小説です。私としては、読みやすく割と犯人は、推理しやすいが、情景が美しく書かれていて、推理だけではない背景が読み終わった後の余韻がいいです。

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ロシア紅茶の謎

ロシア紅茶の謎
1994年 講談社ノベルズ
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ざっくりあらすじ
  • 動物園の暗号
  • 屋根裏の散歩者
  • 赤い稲妻
  • ルーンの導き
  • ロシア紅茶の謎
  • 八角形の罠
以上おおさめた短編集

作家がパーティー中に毒殺される、カップからも砂糖からも毒は、検出されず困った警察は、火村に事件解決を依頼する。外国名シリーズの第一弾。

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ダリの繭

ダリの繭
1933年 角川書店
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ざっくりあらすじ
幻想を愛し、奇行で知られたシュールリアリズムの巨人、サルバドー
ル・ダリ。宝飾デザインも手がけたこの天才の心酔者としても知られる宝石チェーン店の社長が神戸の別邸で殺された。現代の繭とも云うべきフロートカプセル
の中で発見されたその死体には、彼のトレードマークであったダリ髭がなかった。そして現場には、他にも不可解な点が残されていた。友人が事件に巻き込まれ
た推理作家の有栖川有栖と、犯罪社会学者の火村英生が、事件の調査を開始する。


傑作です。アリスが作家になった理由や火村が犯罪学者になった理由が説明されている。あちらこちらにちりばめられた伏線が、謎解きに一つ一つ納得されていく。トレードマークのひげが落とされていたことやフロートカプセルのこと。また、自分にとっての繭とは、何か?など考えさせるものがあり、推理小説の域をある種出ていると思う(いい意味で)読んでほしい一冊です。

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46番目の密室

46番目の密室
1992年 講談社ノベルス
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ざっくりあらすじ
1991年のクリスマス、北軽井沢の別荘で開かれる、〈密室の巨匠〉と呼ばれる推理作家の真壁主催の集まりに参加したアリスと火村。

これまで45もの密室トリックを発表し、〈日本のディスクン・カー〉とも称される真壁が夕食の席で、現在最後の密室ものを執筆中であると話す。事実上の引退宣言であった。


だが翌朝、密室状態の部屋で暖炉に頭部を突っ込んだ真壁の死体が発見される。果たして真壁は自身が考案した46番目の密室で死んだのか。


作家アリスの第1弾。もちろん、ホームズ役は、火村先生。アリスのとんでも推理がこの作品をライトにしていて、読みやすい。アリス&火村コンビの誕生で押さえておきたい作品です。


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双頭の悪魔

双頭の悪魔
1992年 東京創元社
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ざっくりあらすじ
四国山中に孤立する芸術家の村へ行ったまま戻らないマリア。
英都大学推理研の一行は大雨のなか村への潜入を図るが、
ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。
川の両側に分断された江神・マリアと、
望月・織田・アリス――双方が殺人事件に巻き込まれ、
各各の真相究明が始まる。
読者への挑戦が三度添えられた、犯人当ての限界に挑む大作。

学生アリスの3番目。3回の読者に挑戦があり、マリア側とアリス側でそれぞれ事件が起きる。それぞれの視点で、推理が進み、最後に総括的に事件が解決する。長編でちょっと分厚いが読みやすく、面白い。傑作である。有栖川ファンでない方も一読すべきである。

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