双頭の悪魔 有栖川有栖 2013年05月26日 双頭の悪魔1992年 東京創元社http://" title="双頭の悪魔">ざっくりあらすじ四国山中に孤立する芸術家の村へ行ったまま戻らないマリア。英都大学推理研の一行は大雨のなか村への潜入を図るが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。川の両側に分断された江神・マリアと、望月・織田・アリス――双方が殺人事件に巻き込まれ、各各の真相究明が始まる。読者への挑戦が三度添えられた、犯人当ての限界に挑む大作。学生アリスの3番目。3回の読者に挑戦があり、マリア側とアリス側でそれぞれ事件が起きる。それぞれの視点で、推理が進み、最後に総括的に事件が解決する。長編でちょっと分厚いが読みやすく、面白い。傑作である。有栖川ファンでない方も一読すべきである。 [0回]PR