聖なる黒夜 柴田よしき 2013年07月31日 聖なる黒夜2002年 角川書店←実物をご覧いただきたい方はこちらのリンクの推理コレクションをクリックしてくださいざっくりあらすじ小田急線の線路の上に寝て始発電車を待つ錬。そんな彼を拾った韮崎。止まっていた彼の人生が全く別の方向に動き出した時だった。 一方麻生は「春日組大幹部 韮崎」が殺された事件の担当になる。韮崎は男女問わず複数の愛人の存在があり、練もその中の一人で、春日組の資金源となって いる「イースト興業」の社長になっていた。悪魔のように悪賢く、美しい男妾あがりのヤクザ…それが、十年振りに麻生の前に現れた山内の姿だった。十年前の気弱なインテリ青年はどこに消えたのか。あまりの変わり様に驚く麻生は過去の事 件が気になり始める。この十年の間に何が起こったのだ?新宿を牛耳る大暴力団の幹部・韮崎誠一惨殺事件を捜査する麻生は、次第に過去に追い詰められ、因縁の波に翻弄されて暗い闇へとおちていく…。愛と宿命に操られた者たちの果てしなく長い夜。人間の原罪を問うて、深い感動を呼ぶ傑作。麻生と山内が出てくるそれぞれシリーズがありいろいろそれぞれのストーリーがあり、他のを読むのも背景が解り面白いと思います。 [0回]PR