[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
特定の作家を取り上げますが、取り上げる作家は、好きな作家さんです。 だから偏ってます。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
戦国時代のとある小村に、尼子氏の家臣だった8人の落武者たちが財宝とともに逃げ延びてくる。最初は歓迎していた村人たちだったが、やがて毛利氏に
よる捜索が厳しくなるにつれ災いの種になることを恐れ、また財宝と褒賞に目がくらみ、武者達を皆殺しにしてしまう。武者大将は死に際に「この村を呪ってや
る!
末代までも祟ってやる!」と呪詛の言葉を残す。その後、村では奇妙な出来事が相次ぎ、祟りを恐れた村人たちは野ざらしになっていた武者達の遺体を手厚く葬
るとともに村の守り神とした。これが「八つ墓明神」となり、いつの頃からか村は「八つ墓村」と呼ばれるようになった。
大正時代、村の旧家「田治見家」の当主・要蔵が発狂し、村人32人を惨殺するという事件が起こる。要蔵は、その昔、落武者達を皆殺しにした際の首謀者・田治見庄左衛門の子孫であった。
そして20数年後の昭和23年、またもやこの村で謎の連続殺人事件が発生することとなる。物語は、寺田辰也の身辺をかぎ回る不審人物の出現から始まる。彼は母一人子一人で暮らしてきて、戦争に行き、戻ってくると、天涯孤独の身となっていた。そして復員後2年近く過ぎたある日、彼をラジオで捜す者があり、諏訪弁護士の仲介で彼の元に老人と面会する。ところが、二人きりになったとたん、老人は血を吐いて死ぬ。
奇抜な家ばかりを建てた天才建築家・中村青司。彼の自宅である角島・青屋敷で彼を含めた4人が何者かに殺害された。半年後、K**大学推理小説研究会のメンバー七人は事件に惹かれ青司が角島に残したもう一つの館・十角館を訪れる。無人島生活を楽しむメンバーだが、殺害予告とも取れるプレートが発見され、次々と仲間が殺されていく。
一
方本土では、元会員・河南孝明のもとに死んだはずの中村青司から手紙が届く。青司が嘗て飲み会で死んだ会員・中村千織の父親であること、角島に行ったメン
バーの下にも手紙が届いていることを確かめた河南は、青司の弟・紅次郎のもとに向かい、そこで島田潔という風変わりな男と出会う。
青屋敷事件について調べる島田と河南。果たして青司は本当に死んだのか。そして十角館で起こる連続殺人の犯人は……。
これまで45もの密室トリックを発表し、〈日本のディスクン・カー〉とも称される真壁が夕食の席で、現在最後の密室ものを執筆中であると話す。事実上の引退宣言であった。
だが翌朝、密室状態の部屋で暖炉に頭部を突っ込んだ真壁の死体が発見される。果たして真壁は自身が考案した46番目の密室で死んだのか。